Collection
石橋財団コレクション
石橋財団は現在約3,000点におよぶ美術作品を所蔵しています。古代から現代までを概観できる石橋財団コレクションは、貴重な文化財として国際的にも高く評価されています。
コレクションの源泉は創設者・石橋正二郎(1889–1976)が半世紀にわたって収集した作品です。正二郎は洋画家との交流などから日本近代洋画の収集を進め、後にフランス印象派を中心とする海外作品にも対象を広げて、一大コレクションを築きました。1961年にはそのほとんどを石橋財団に寄贈し、公のものとしています。
さらに1998年、三代目理事長石橋幹一郎の遺族からの寄贈を受けて、石橋財団コレクションは現在にいたる基礎を固めました。また、前身のブリヂストン美術館からアーティゾン美術館への移行を機にコレクションの数と幅をさらに広げ、多くの展覧会を通じて人々に芸術の楽しみを提供しています。
収集について
コレクションの基礎となる日本近代洋画、フランス印象派、および同時代の西洋絵画のさらなる充実をはじめ、抽象絵画や戦後美術から現代美術、日本の近世美術などにも領域を広げています。また近年は女性作家による作品の収集にも積極的に取り組んでいます。