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年別代表例

寄付助成先ミラノ大学

イタリアのミラノ大学で2022年10月に実施された国際シンポジウム「ジャパンデザイン・越境のアート」のスピンオフとして、東京で開催。イントロダクションでは、デザインコンサルタントのゴードン・ブルース氏が「『わたし』をデザインする。自分の文化に忠実であること」をテーマに講演。トークセッションでは「夢を与える レジェンドたちが語るDESIGN+LIFE」にジョルジェット・ジウジアーロ氏と蓮池槇郎氏、「イタリアと日本 デザインと文化の国際的なチャレンジ」にミケーレ・デ・ルッキ氏、喜多俊之氏、伊藤節氏、伊藤志信氏が登壇し、イタリアと日本のデザイナーがデザインと人生について語り合った。

寄付助成対象事業
国際シンポジウム 「DESIGN + LIFE Interconnessioni」の開催
事業実施時期
2023年10月29日
開催場所
国立新美術館講堂

シンポジウムの様子 [写真提供]ミラノ大学、撮影:世利 之

寄付助成先フォンテーヌブロー宮殿美術館

宮殿倉庫に眠っていた、幕末の遣仏使節団がナポレオンⅢ世へ献上した甲冑の修復プロジェクトを支援。フランス人修復家の手により2023年2月に完成し、現在フォンテーヌブロー宮殿内に常設展示されている。

寄付助成対象事業
ナポレオンⅢ世の日本甲冑 修復プロジェクト
事業実施時期
2022年8月-2023年2月

左:修復前の甲冑 © Château de Fontainebleau / Serge Reby

右:修復後の甲冑 © Château de Fontainebleau, Dist. RMN-Grand Palais / Raphaël Chipault

寄付助成先リートベルク美術館(スイス チューリッヒ市立)

日本の<物語絵>は、芸術の楽しみと日常生活を結びつける特殊な位置づけにあり、その形態は絵巻、浮世絵、屏風、陶磁器、漆器、打掛など、非常に幅広い。欧州13カ国の美術館や個人が所蔵している13世紀から20世紀までの日本美術品約100点を集め、多角的に日本の物語絵に迫る意欲的な展覧会。石橋財団は図録制作を支援した。

事業実施時期
2021年9月10日-12月21日

リートベルク美術館 © Museum Rietberg, Photo: Rainer Wolfsberger

寄付助成先一般社団法人 東京ビエンナーレ

“東京”のまちを舞台に2年に1度開催する国際芸術祭の第一回目。幅広いジャンルの作家やクリエイターが東京のまちに集結し、まちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく新しいタイプの芸術祭。コロナ対応に苦慮しながらも、広範囲、大人数が関わる多くの参加型企画を実現。総来場者数は概算で53万人。

寄付助成対象事業
東京ビエンナーレの開催
事業実施時期
2021年7月10日-9月5日

西尾美也《着がえる家》神田須田町海老原商店 [写真提供]一般社団法人東京ビエンナーレ 撮影:ゆかい(ただ)

寄付助成先フランス国立美術史研究所

2011年よりフォンテーヌブロー城とその周辺で開催されているアートイベント。 美術史やその他の学問分野の研究者、美術館の専門家、芸術家等が参加し、一般の観客にも公開されている。フランスと招待国がテーマを決め、両国の比較をするとともに、芸術に関する最新の研究を発表する機会でもある。2020年第10回の招待国はアジアで初めて日本となったが、コロナ禍で2021年に延期。また日本からの招聘者が渡仏できないため、シンポジウムは現地会場とオンラインを併用するハイブリッド形式となった。石橋財団は開催を支援し、アーティゾン美術館を日本側の会場のひとつとして提供した。

事業実施時期
2021年6月4日-6日

左:フォンテーヌブロー美術史フェスティバル現地会場 [写真提供]フランス国立美術史研究所 © Didier Plowy

右:アーティゾン美術館3Fレクチャールームでのラウンドテーブル 2021年6月4日(奥左から:三浦篤氏(東京大学教授)、小泉順也氏(一橋大学教授)、陳岡めぐみ氏(国立西洋美術館学芸課主任学芸員)、手前モニター内:クリストフ・マルケ氏(フランス国立極東学院院長、司会)

2018

寄付助成先ICOM京都大会組織委員会

ICOM(国際博物館会議:International Council of Museums)は、博物館の専門家により1946年に創設された非政府機関で、世界141か国と地域から37,000人が参加している。第25回京都大会は日本での初開催。テーマは「文化をつなぐミュージアム ー伝統を未来へー」、参加者は4,590名(過去最大)、参加国/地域120。石橋財団は大会を支援するとともに、自らのブースで2020年1月開館のアーティゾン美術館を紹介した。

寄付助成対象事業
ICOM京都大会2019
事業実施時期
2019年9月1日-7日

ICOM京都大会2019会場における石橋財団のブース
2020年1月のアーティゾン美術館開館を控え、美術館設備を紹介

寄付助成先独立行政法人 国際交流基金

日本の現代美術に興味を持つキュレーターの国際ネットワークを育成することを目的とした「現代美術キュレーター等交流事業」、および海外で日本美術を研究する研究者やキュレーターに日本での調査・研究の機会を提供する「日本美術リサーチフェローシップ」を開始。

事業実施時期
現代美術キュレーター等交流事業
米州:2018年10月11日-21日 / 欧州:2018年10月26日-11月5日
日本美術リサーチフェローシップ
2019年5月-2020年3月(個人毎で最長2ヶ月)

米州チームの東京都写真美術館訪問(2018年10月) [写真提供]国際交流基金

2017

寄付助成先ミラノ大学

日本とイタリアの文化・芸術分野における何世紀にもわたる関係について探求するシンポジウムをミラノ大学で開催。イタリアと日本が、それぞれの視点で互いの芸術を享受しあい、表現、影響しあってきたことを、芸術、写真、デザイン、グラフィック、プロダクト、アニメーション、映画、ファッション等のテーマで考察した。日本から12名、イタリアから10名、計22名の登壇者が講演を行い、2日間で240名が参加。石橋財団はシンポジウムの開催費用の他、日本美術関連書籍551冊の寄贈も行った。

寄付助成対象事業
国際シンポジウム「日本 イタリア 芸術交流とその関係」
事業実施時期
2018年4月5、6日

シンポジウム会場のミラノ大学ナポレオンホール [写真提供]ミラノ大学、撮影:世利 之

2016

寄付助成先久留米市

寄付助成対象事業
「石橋正二郎記念館」の寄贈、石橋美術館の維持管理費

左:年譜コーナー
ブリヂストンをはじめとする企業経営者としての足跡と、文化振興を中心とする数々の事績を年譜で紹介

右:石橋正二郎記念館マルチメディアコーナー
石橋美術館60年間の展覧会図録や石橋文化センターの歩みなどの、さまざまな記録を、映像・音声などによるマルチメディア資料として公開

寄付助成先久留米文化振興会

石橋文化センター開園60周年を迎えた2016年10月1日、石橋財団は石橋美術館の運営を久留米市に返還した。石橋美術館は久留米市美術館として再スタートし、同年11月19日に開館。石橋美術館別館は石橋財団が改修して石橋正二郎記念館とし、久留米市に寄贈した。同時に、石橋文化センター全体をひとつのミュージアムと捉え、美術館活動、園内イベントを行い、他団体などとも連携する「石橋文化センターをひとつのミュージアムと捉えた活動」が開始され、石橋財団は支援を続けている。

2015

寄付助成先ハイデルベルク大学

石橋財団日本美術史客員教授プログラムは、日本美術史を専門とする世界各国の研究者を客員教授として招聘し、2ヶ月間の特別講義を行うもので、2005年より継続して支援している。創設10周年を記念し、ハイデルベルク大学 東アジア美術史研究所にて記念シンポジウムが開催された。8か国22人の研究者が登壇し、日本美術史研究の現在をテーマに熱心な議論が交わされた。参加者は約130名。

寄付助成対象事業
石橋財団日本美術史客員教授プログラム創設十周年記念シンポジウム
「日本美術史研究の現在―グローバルな視点から」
事業実施時期
2015年10月22日-24日

© Heidelberg University, IKO. Photo: Susann Henker

2014

寄付助成先東京藝術大学

海外留学の際や、夏休み期間に海外アート機関等を訪問する際、渡航費や現地での活動資金などを援助するプログラムを開始。現在も継続中。

事業実施時期
2015年4月–2016年3月

ヘキカキカク in GUATEMALA2014 制作風景 ©ヘキカキカク
氏名:岡田杏里 / 奨学年度:2014年度奨学生 / 奨学区分:長期派遣枠 / 滞在期間:2014.6.17-2015.3.19 / 滞在先:メキシコ、グアテマラ

2013

寄付助成先セインズベリー日本藝術研究所

欧州から、日本美術などを専攻する学者1名と、日本に関連するコレクションを有する美術館・博物館の館長または学芸員1名を日本に招聘し、日本国内で合同講演会を行うレクチャーシリーズを開始。2018年まで、全5回が行われた。

寄付助成対象事業
石橋財団レクチャーシリーズ
事業実施時期
2013年12月7日

第一回石橋財団レクチャーシリーズ「造形表現における日欧交流」
掲載作品:細野仁美〈羽根の葉の器〉2013 [写真提供]セインズベリー日本藝術研究所

2012

寄付助成先独立行政法人 国際交流基金

ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展と隔年交互に開催される国際建築展について、2012年以降、国際交流基金を通じて継続的な支援を続けている。

事業実施時期
2012年8月29日-11月25日

撮影:畠山直哉
テーマ:ここに、建築は、可能か
コミッショナー:伊東豊雄
参加作家:乾久美子、藤本壮介、平田晃久、畠山直哉
主催:国際交流基金
パヴィリオン賞(金獅子賞)受賞

2011

寄付助成先独立行政法人 国際交流基金

1956年に石橋正二郎が建設資金を支援した日本館における美術展に対して、2011年度以降、国際交流基金を通じて継続的に支援を行っている。2020年にアーティゾン美術館が開館してからは、帰国展としてその成果を紹介している。

事業実施時期
2011年6月4日-11月27日

©Tabaimo
写真提供:Gallery Koyanagi and James Cohan Gallery
撮影:Ufer! Art Documentary
タイトル:てれこスープ
出品作家:束芋
コミッショナー:植松由佳
主催:国際交流基金

2010

寄付助成先Biennale of Sydney

オーストラリア・シドニーで1973年から行われている現代美術の国際アートイベント。シドニー湾に浮かぶコカトゥ・アイランドを中心に、市内の複数会場で視覚芸術と他分野の芸術とを並置する。石橋財団の支援対象は日本人アーティスト関係費用等で、2015年、2017年にも同様の支援を行った。

寄付助成対象事業
17th Biennale of Sydney
事業実施時期
2010年5月12日-8月1日

Hiroshi Sugimoto
Faraday Cage, 2010th
Installation view of the 17
Courtesy the artist and Gallery Koyanagi, Tokyo
This project was made possible with the generous support of the Turnbull Foundation with assistance from Ishibashi Foundation
Photograph: Hiroshi Sugimoto

2009

寄付助成先Queensland Art Gallery

オーストラリア・ブリスベンのクイーンズランド州立美術館とギャラリー・オブ・モダン・アートを会場とし、アジア、太平洋およびオーストラリアの現代美術にフォーカスした国際的現代アートイベント。石橋財団は2009年の第6回以来、継続的に支援を続けている。支援対象は日本人アーティスト関係費用等。

事業実施時期
2009年12月5日-2010年4月5日

左:Kohei Nawa (Japan b.1975) / PixCell-Elk#2 (detail) 2009 / Taxidermied elk, glass, acrylic, crystal beads / 240 x 249.5 x 198cm / Work created with the support of the Fondation d’enterprise Hermès / Courtesy the artist and SCAI, Tokyo / Photograph: Seiji Toyonaga

右:Zhu Weibing and Ji Wenyu / People holding flowers (installation view) 2007 / Synthetic polymer paint on resin; velour, steel wire, dacron, lodestone and cotton / 400 pieces: 100 x 18 x 8cm (each) / The Kenneth and Yasuko Myer Collection of Contemporary Asian Art. Purchased 2008 with funds from Michael Sidney Myer through the Queensland Art Gallery Foundation / Collection: Queensland Art Gallery | Gallery of Modern Art / © Zhu Weibing and Ji Wenyu / Photograph: Natasha Harth, QAGOMA