Sustainability
サステナビリティSDGsに向けた取り組み
美術館はサステナビリティの推進や持続可能な社会への貢献を果たし、未来を築くための取り組みについて広く啓蒙できる存在です。石橋財団は1956年の財団設立当初から社会的課題に取り組んできましたが、改めてSDGsを重要な目標とし、文化財保護や、差別のない幅広い教育普及を実現するとともに、気候変動への対応や地球環境の保全を促して支援するなど、美術館活動と寄付助成活動の両輪を通じて貢献していきます。
SDGsへの取り組み
貧困をなくそう
- 学生、障がい者への無料公開
すべての人に健康と福祉を
- 快適な公共の場の提供
- 働きやすい職場環境の実現
- 職員への広範囲にわたる健康管理
質の高い教育をみんなに
- 教育普及活動
- 所蔵品他の企画展示・解説
- 教育活動、学生への支援
ジェンダー平等を実現しよう
- 女性作家の作品収集活動
- 女性作家作品の積極的な紹介
エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- ソーラーパネル設置で4.1tのCO2削減
- 省エネビル構造 (断熱、気密化、入れ子構造)
- 全館LED照明
働きがいも経済成長も
- 働き方の改革 (休暇取得、在宅勤務他)
- 勤務時間短縮 (8時間→7.5時間へ)
- ITによる業務省力化
人や国の不平等をなくそう
- 美術館のバリアフリー化
- LEDによる見やすいサインシステム
- 多言語化
住み続けられるまちづくりを
- 作品収蔵庫を郊外に分離
- 地震対策 (地下免震構造の採用)
- 水害対策 (展示室等を上階へ)
- 停電対策 (72時間自家発電設備)
つくる責任 つかう責任
- 作品輸送汎用型クレート開発
- 展示造作リユース (展示壁パネル等)
- 商品開発素材の見直し
気候変動に具体的な対策を
- 広場緑化、ビル壁面/屋上緑化
- ビル外壁ルーバーによる温度調整
- 雨水による雑用水利用
海の豊かさを守ろう
- ミュージアムグッズに海洋廃棄プラスティックを再利用
- ショップ包装材の見直し
陸の豊かさも守ろう
- ペーパーレス化推進
- FSC認証紙、竹紙などの使用
パートナーシップで目標を達成しよう
- 国際交流 (作品の貸与借用、展覧会開催他)
- 国内美術館、教育機関連携
- 地域連携
カーボンニュートラルへの取り組み
世界の異常気象・気象災害は年々増加、拡大の傾向にあり、それによる人的被害や経済的損失がますます深刻化する中、気候変動をもたらす温暖化の原因物質となる二酸化炭素の排出量削減は、世界的な課題となっています。
石橋財団はこのような環境を踏まえ、カーボンニュートラルに向けた取り組みをスタートします。
従来より「持続可能な開発目標(SDGs)」を当財団の重要な目標として掲げ、繰返し使える作品輸送汎用クレートの開発や、展示資材の再利用、太陽光パネルの設置など、当課題の解消に貢献する施策を実施してまいりましたが、改めて二酸化炭素排出量ゼロを目標とし、これを機によりいっそう排出量削減に寄与する活動を研究・検討します。そのために財団内の各事業を横断するプロジェクトチームを編成し、再生可能エネルギーの利用など、可能な項目から実行してまいります。